川崎病のやっかいな問題は、発症後約10%の確率で発生する心臓の血管(冠動脈)の障害です。(コレがもとで亡くなる子は現在では、極稀だそうです。)
冠動脈とは、心臓に血液を送る細い血管のことですが、この冠動脈に瘤(冠動脈瘤)が出来てしまうことがあります。
冠動脈瘤の大きさは、1ヶ月程度で正常に戻る大きさから、後遺症として残ってしまうものまで症状の度合いによっても違いがあり、以下のように分類されているようです。
大きいほど重症です。(瘤が出来ても、約半分の人は、1〜2年後には正常に戻るそうです。)
1.炎症はあるが膨らまない
2.冠動脈瘤 小、拡大
3.冠動脈瘤 中(血管の内径が4〜5mmから8mm未満)
4.冠動脈瘤 大(内径8mm以上)
冠動脈瘤の内部に血の固まり(血栓)が出来ると血管内部がふさがってしまい、心臓に血液を送ることが出来なくなり、急性心筋梗塞を起こすことがあります。
基本的には、急性期の症状や検査所見が重症なほど冠動脈瘤が出来やすいそうです。
さらに、1歳未満の子ほど合併しやすく、5歳以上になるとまた合併が多くなってくるようです。
また、女の子よりも、男の子の方が約1.5倍冠動脈瘤を合併しやすい事が分かっています。
治療の開始が遅くなると合併しやすくなります。