ガンマグロブリンの静注療法が冠動脈後遺症を減少させる事がわかってから、現在では広く使用されているお薬です。
ガンマグロブリンは血液製剤で主として献血による血液から製造されます。
現在国内で使用されるガンマグロブリンのほとんどが日本人の献血により供給されたものです。
このガンマグロブリンとは製造過程でいろいろな処理を施したり、ウィルス除去膜を通すため、現在まで分かっている各種肝炎ウィルスやHIVウィルスの混入はないそうです。
カンマグロブリンは、加熱処理などいろいろな処理をしているぶん、ただの輸血(生物)よりは安全なのだそうです。
ただし、未知のものは当然現状ではカバーできないとの事です。
またこのガンマグロブリンの中には、さまざまなウィルスを中和する抗体が含まれているため、一時的にウィルス感染に対する防御にも役立ちます。
副反応
約2%に顔面蒼白・発熱・悪寒戦慄・チアノーゼ・ショックなどが認められています。
ガンマグロブリン投与後の予防接種について
このガンマグロブリンには、麻疹(はしか)、風疹、おたふく風邪(流行性耳下線炎)水ぼうそう(水痘)などの免疫物質(抗体)が含まれているので、その免疫物質(抗体)が残っている時期(約6ヶ月間)に予防接種しても免疫がつかない可能性があります。
この抗体がすべての人から消えるのはガンマグロブリン投与後11ヶ月頃です。
ただし、血液検査で抗体が消えていればいつでも接種可能です。
副作用が出現するから予防接種できないわけではありません。
予防接種を受ける順番は、重症度考えると、恐ろしい麻疹(はしか)が優先です。
次は、水ぼうそう(水痘)、おたふく風邪(流行性耳下線炎)、風疹の順番になります。主治医と相談してください。
BCG・ポリオは生ワクチンですが、ガンマグロブリンの影響は受けませんので、不活性化ワクチン(三種混合・日本脳炎・インフルエンザなど)ガンマグロブリン治療を受けても、発症2ヵ月から接種可能です。