分娩室は他の妊婦さんが使っているためいつもの見なれた診察室での出産・・・
検診の時の男性の先生は他の出産で手があいていないので、女性の院長先生がきた。
それからすばやく足に布?をかぶせたり色々な準備をしているあいだにも遠慮なくいきんでいた。
その間に旦那様はよくテレビなどで見かける水色の手術の時に着る白衣?のようなものと帽子をかぶって私の右横に参上。
笑っちゃいけないって言うか、そんな状況ではないけど思わず「ぷっ」と笑ってしまった。
背が大きいせいか丈が短く間抜け・・・
でも、顔は心配そう・・・
院長先生が足の間に立ち「さっ頑張りましょう」と私のあそこをありえないってくらいに開いて「さぁいきんでぇ〜」「上手ですよ〜」だの「息を吐いちゃダメ」などと言っているものの息を吐いてしまった。
「息を吐くと力が抜けちゃうから頑張って止めてね」
ふんばるのを2〜3回繰返した頃に、男性のいつもの先生が見に来て院長先生とタッチ交代。
「分娩室開いたから移動しましょう」と・・・
看護婦さんや助産婦さん皆で、「そうね、あっちの方がいきみやすいわね」じゃ、行きましょうとなにやら相談して脇と足を2人に抱えられ分娩室へと引越しとなった。
抱きかかえられている間も頑張っていきんでみたがだめ。
こんなのあり!?
お股おっぴろげでしかもいきみながら抱えられて、普通にある出来事なのかしら?
Pm01:55
分娩室へ到着。
分娩室は広い空間に分娩台が真中に1つ。天井はメルヘンチックな青空の模様。
分娩台に乗せられてから旦那様がいないことに気付き、看護婦さんに聞いたら忘れられてたみたい・・・
「あらあらだんなさ〜ん」と言いながら呼びに行ってくれた。ありがとう。
旦那様が来てから元気が出たのか、先生に「足の裏をどこかにつけないと力が出ない」と訴えて、分娩台のふちに足の裏をつけさせてもらった。
いきんでもいきんでも赤ちゃんは一向に出てこない・・・
先生達は「上手ですよ〜」と言うが、「じゃ、なぜ出てこない?」と若干の怒りに似た感情がでてきた。
旦那様は心配そうに汗を拭いてくれる。
先生はお尻の穴(笑)を親指で押している?多分痔にならないように押さえてくれていたんだと思うけど「いやぁ〜そこはやめてぇ〜」と心の中で叫んでた・・・
そうこうしているうちに、「赤ちゃんの頭が見えてきましたよ。旦那さん見てごらん」と先生が言う。
旦那様はちょっと引きつりながらも見たようだ。無言でまた私の左側に立って何事もなかったかのように汗を拭いてくれている。
旦那様が動いて少し集中力が切れかかったが、また陣痛の痛みで復活。
しまいにはイライラしてくる。もうっ!誰かお腹を押して頂戴っ。
突然お股にドドドドドッと衝撃が走った。
なにごと!?
20秒くらいこのドドドドッが続いたと思ったら、なんて言うのかなぁ?1ヶ月くらい便秘してうんちの栓と共にドバァ〜っとうんちが出た瞬間って言うのかな?ものすごい爽快感と共に「ほんにゃあ〜ほんにゃぁ〜」と元気な泣き声が聞こえた。
産まれたぁ〜
先生が「これがへその緒ですよ。触ってみる?」とへその緒についていた血液や体液など拭いてくれて旦那様と2人で触らせてもらった。
へその緒は自分が思っていたものよりも固くてしっかりしているものだった。
そのへその緒を切ってくださいとはさみを持たされ『ちょっきん』この瞬間妊婦生活が終わったんだなぁと実感した。
生まれた赤ちゃんは、旦那様にそっくりな女の子。検診の時に見た立派なホッペでかわいい♪
看護婦さんが「赤ちゃん綺麗にしますね」と言い部屋の隅でなにやらやっている間にまた陣痛がきて『すぽ〜ん』てな感じに胎盤が出てきた。
それも触らせてもらい、以外に重いこともわかった。
さすがにグロイ物苦手な旦那様は見ようともせず、後ろを向いて視界に入らないようにしていた。
その後、私の後処理をした。
先輩妊婦さんのお話や、妊婦の本などを見ると、お股の縫合は麻酔をするので痛くない。と聞いていた。
しかし、いってぇ〜痛いよ・・・麻酔注射も痛いし、針を刺すたびに「いたっ・・・いたっ・・・」声をあげずにはいられなかった。
やっと色々な痛みから開放されて分娩台の上で少し様子をみてからお部屋に戻りましょうって事になった。
無事赤ちゃんが誕生して少し落ち着いた頃から急に寒気がして、「寒い寒いすっごく寒いの」と訴えたら先生や看護婦さんが毛布など掛けてくれたと言うより体の上に乗せられるだけ乗せまくった感じ。
それでも寒気はおさまらない。
そのうち、体が、私の意思ではないのにビクビク震え出して止めようと思っても止まらないし声も出にくい。私やばいのかな・・・体痙攣しちゃってるよ・・・
旦那様も、ものすごく心配そうに「大丈夫?大丈夫か?」って声を掛けていてくれた。
それに気付いた先生はとても落ち着いて「今、全身の筋肉を限界以上に使ったために筋肉が痙攣しているだけだから安心してください」と聞こえてきた。
なんだ・・・良かった。
短いような長かったような私の妊婦生活は幕を閉じた。
妊娠38週6日 平成16年02月20日(金)午後2時26分
分娩所要時間 3時間30分
体重 3,130g 身長 50.5cm 胸囲 32.0cm 頭囲 33.0cm
旦那様立会いで、元気な女の子を出産。
産まれてきてくれてありがとう。